楽天・全米株式インデックス・ファンドとは
「楽天・全米株式インデックス・ファンド」とは、
愛称「楽天・バンガード・ファンド(全米株式)」という名前でも知られる、楽天投信投資顧問が運用委託会社を務める投資信託商品です。
プロの投資機関が運用するので、株の知識のない初心者でも安心して投資をすることができます。
2017年9月29日に「楽天・バンガード・シリーズ」の第一弾として運用が開始されました。
その後
・運用残高は着実に積み上がり、
・現在は純資産2917.98億円まで増加し、
・楽天証券の全銘柄買付ランキングでも第2位になっています
楽天・バンガード・シリーズの中でも一番純資産総額の大きいファンドです。
それだけ多くの投資家の方に選ばれている、という事にがうかがえます。
「楽天・全米株式インデックス・マザーファンド」を通じ、「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」というバンガード社が運用している商品に主に投資していくという運用方針です。
CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目指し、原則、為替ヘッジは行いません。
【CRSPとは】
Center for Research in Security Prices(シカゴ大学証券価格調査センター)の略称で、「CRSP USトータルマーケットインデックス」とは、米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%をカバーしている指標になります。
楽天・全米株式インデックス・ファンドのおすすめポイント

【おすすめポイント①】リスク分散ができて安心
これ1本で米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ全てである、約4,000銘柄に広く分散投資することが可能です。
楽天・全米株式インデックス・ファンドと比較される有名な指数にS&P500というのもあります。
S&P500が名前通り大型株500銘柄なのに対して、米国の大・中・小型株まで幅広く対応しています。
・広くリスク分散することで
・大きな騰落の可能性を低くし、
・米国株式市場全体の成長に伴った値動きが期待できます。
あまり日本で知られていないような米国の中小型株を頑張って自分で調べる必要もありません!
貴重な時間と手間も省くことが出来ますね。
【バンガード社ってなに?】
このETFを取り扱うバンガード社は、世界のオープンエンド・インデックスファンドの市場シェアの約4割を占めている世界最大級の運用会社なので、安心して投資が可能です。
【おすすめポイント②】運用コストが安い
楽天・全米株式インデックス・ファンドの信託報酬は、約0.162%楽天証券の中で2番目に安い手数料です。(1位はS&P500のみ対象とする商品)
インデックスファンドは、いわゆるパッシブ投資。
指標に自動的に連動し、ファンドマネージャーや投資機関の手数料を大幅に抑えることが出来るのでコストを抑えることが出来ます!
わずかな差ではありますが長期運用においてはこの運用コスト(信託報酬)の安さはかなり大きな要因となります。
【おすすめポイント③】初心者のつみたてNISAの最初の商品としておすすめ
米国のETFが投資対象ではありますが、円建てで購入可能です!
自力で米国のETFを購入することもできはしますが、
そうなると最低数万円が必要となり少額ではETFを購入できない点がネックです。
また、アメリカ市場の取引時間 に買い付ける必要があるので、日本時間の深夜に取引をしないといけないことも難点です。
そのため、この楽天・全米株式インデックス・ファンドであれば100円などの少額からでも分散投資でき、日本時間の昼まであっても気軽に注文ができるのでありがたいです。
さらに、iDeco やNISAにも対応しています!
長期の積立投資を始める場合に最初に購入する商品としても第一候補としてみても良いのではないでしょうか?
【アメリカ市場の取引時間】
日本時間の23:30〜翌朝6:00/サマータイム時は日本時間の22:30〜翌朝5:00)
まとめ
楽天・全米株式インデックス・ファンドは米国株にのみ連動する投資商品となります。
「米国株にはどうしても投資したくない!」
というような方には、もちろんおおすすめできませんが、過去数10年間見てもリーマンショックやコロナショックが発生したにもかかわらず米国株指数は右肩上がりに上昇しています。
そのため今後も長期的には安定した運用成績を残してくれる商品であると考えます。