確定申告をする方へ!所得税の所得控除と税額控除の違いとは?

資産運用

確定申告の時期になりましたね。

2021年は新型コロナウイルスの影響で申告期限が4月15日(例年は3月15日)までに延長となりましたが、皆さんはもう確定申告はお済みでしょうか?

確定申告って聞くと、税金に関する申告だということは何となく分かるけど、何だか難しそうだし、手続きも面倒だと思う方も多いのでは?

ちなみに私は面倒な事を後回しにするのが嫌な性格なので早々に済ませました。(笑)

今回はそんな確定申告について、勘違いしがちな所得税における所得控除と税額控除の違いについて解説していきたいと思います。制度について正しく理解し、合法的に節税対策を行いましょう。

まずは所得税についておさらい

所得税とは個人の所得に対して課される税金です。

サラリーマンの方であれば、1年間の額面年収から所得控除を差し引いたものを課税所得と言います。
課税所得に所定の税率をかけて税額を計算し、さらにそこから税額控除を差し引いて最終的な所得税額が決定します。
次の計算式によって算出されます。

(1年間の額面年収-所得控除)×税率-税額控除=所得税額

計算式を見るとお気づきの方もいるかもしれませんが、所得控除は税率をかける前に控除されるのに対し、税額控除は税率をかけた後に控除されています。
そのため税額控除のほうが所得控除に比べて節税効果が高いと言えます。
ここが1番大事なポイントですので、ぜひ押さえておきましょう。

所得控除の種類

所得控除は2021年2月時点で15種類あります。ここでは利用される方が多いであろう代表的な所得控除について簡単に紹介したいと思います。細かく説明すると膨大な記事になってしまいますので、詳細については国税庁のHPでも確認してくださいね。

医療費控除

医療費控除は家族も含めて支払った医療費が一定の金額を超えた場合に適用される控除です。次の計算式によって算出されます。

実際に支払った医療費の合計金額-保険金などで補てんされる金額-10万円

社会保険料控除

社会保険料控除は社会保険料を支払った場合に適用される控除です。社会保険とはサラリーマンの方であれば、国民年金、厚生年金、健康保険、雇用保険などがこれに当たります。

小規模企業共済等掛金控除

小規模企業共済等掛金控除は小規模企業共済の掛金などを支払った場合に適用される控除です。今ではよく耳にするようになったiDeCo(個人型確定拠出年金)の掛金がこれに当たります。

生命保険料控除

生命保険料控除は生命保険料、介護医療保険料、個人年金保険料を支払った場合に適用される控除です。皆さんに一番馴染みのある所得控除ではないでしょうか?

寄附金控除

寄附金控除は国、地方公共団体などに一定の寄付をした場合に適用される控除です。ふるさと納税の拡大にともない、近年、利用者が増えている控除です。

配偶者控除

配偶者控除は年間の所得金額48万円以下の配偶者がいる場合に適用される控除です。控除を受けるためには納税者本人の所得制限などもありますので注意しましょう。

税額控除の種類

税額控除は2021年2月時点では、なんと20種類もあります。しかし、その多くは聞いたことすらない控除ばかりです。ここでは2種類の控除について簡単に紹介したいと思います。所得控除と同様に詳細については国税庁のHPでも確認できます。

配当控除

配当控除は株式等で配当金を受け取った場合に適用される控除です。

住宅借入金等特別控除

マイホームをお持ちの方なら馴染みのある住宅ローン控除です。毎年のローン残高の一定割合を所得税から控除することができる制度です。非常に節税効果の高い控除であるため、制度の見直しが検討されているという噂も。また、消費税が10%に引き上げられたことにともない、2019年10月より住宅ローン控除の適用期間が10年から13年へ延長されています。

まとめ

1.所得税の控除制度は所得控除と税額控除の2種類があります。
その中でも節税効果が高いのは税額控除です。

2.控除制度にはサラリーマンの方であれば、会社の年末調整で自動的に控除がで適用されます。
その他に、皆さんが行動を起こして始めて節税効果が得られる
小規模企業共済等掛金控除(iDeCoなど)
寄附金控除(ふるさと納税など)
などもあります。
しかし!中には確定申告をしなければ控除を受けられないものもありますので、注意しましょう。(お金の勉強は必要ですね!)

3.確定申告は難しそうだし、手続きが面倒だと思う方はたくさんいらっしゃるかと思います。
しかし、制度について正しく理解し、
賢く合法的に節税を行うことで可処分所得(自由に使えるお金)を増やすことができます!

このように世の中には知らないと損をすることがまだまだたくさんあります。
普段から自分自身に関わるお役立ち情報にはアンテナを張り、より良い生活の実現を目指しましょう。

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